トップに戻る

「ウッドショック」とは?

「ウッドショック」とは?



ウッドショックという言葉を聞いたことありますでしょうか?
いま住宅業界を中心に、ホットワードになっており、ニュースやテレビでも取り上げられています。
今回は、そんなウッドショックについて解説したいと思います。

ウッドショックとは?


まず『ウッドショック』とは、輸入する木材の価格が高騰することを指します。

かつて発生したオイルショックに準えてウッドショックと名付けられました。

<第1次ウッドショック>

1990年代初頭、世界的な天然保護運動をきっかけとして木材需給のひっ迫が発生したことです。

<第2次ウッドショック>
2006年にインドネシアの伐採制限が引き金となって生じた、合板等のひっ迫が発生したことです。

<第3次ウッドショック>
住宅や木材の関係者は今回の事態を、「第3次ウッドショック」と呼びます。第3次ウッドショックは、2021年3月からはじまった木材価格の急上昇によるパニックです。木材価格の急な価格上昇からプレカット工場などの受注制限などが起こり、各種木材の入手が困難になった状態のことです。


何故ウッドショックは起こっているの?


新型コロナウイルスの影響が背景としてありますが、理由としては主に以下の3つです。


「木材の減少」

もともとカナダで発生していた害虫被害に加え、コロナ禍で労働者が減り伐採が思うようにいかず、製材工場の稼働率は下がってしまい家を建てる木材自体が減ってしまいました。


「アメリカ・中国での建築ラッシュ」

アメリカや中国では、莫大な財政出動と歴史的な住宅ローンの低金利政策が取られた結果、市民がリモートワークのために、郊外に新しく住宅を購入するようになりました。このことにより世界的に需給バランスが大きく崩れ、十分な量の輸入材が日本に入ってこなくなりました。


「コンテナ不足」

コロナ禍により自宅で過ごす環境になったことから、ネットショッピングの利用などが増え、世界的に流通が圧迫されコンテナ不足が起きており、日本へ木材を運べない状況が出来上がってしまいました。

さらに3月にスエズ運河で発生した大型コンテナ船の座礁事故の影響で、日本へのコンテナ輸送の遅れに追い打ちをかけてしまっています。また、新型コロナウィルス蔓延を防止するため、輸送コンテナの取り扱いが減少もひとつの不足の理由となります。


以上の3点の理由で木材不足になり、木材の値段が高騰し『ウッドショック』が起こってしまったのです。


どれくらい値上がりしているの?


経済産業省の調査では、木材や木製品、林産物全体の輸入価格が2021年に入ってから高くなっていることがわかります。



また、製材に関しては、特にアメリカからの輸入価格が高騰しています。2021年9月の価格は、前年末と比べて約2.75倍になっているなど、2021年に入ってからの高騰が顕著です。


具体的な値上額はお家の設計内容等にもよりますが、建築単価にすると建坪あたり3〜5万円前後アップしている業者様が多い印象です。

一坪あたり5万円アップとなると、例えば建坪が40坪のお家なら200万円もアップしているということになります。

原材料費の高騰に加え、様々な国際情勢も加わり、輸入品が大幅に納期遅れを起こしているものもあり、高いと言われていた国産の木材も注目され始めています。

住宅を建てる際の金額やスケジュールなど、これまでとは大きく状況が異なります。
少しでも気になることがあれば、
どんな些細なことでも構いませんので、お早めにご相談くださいませ。