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中古住宅をリフォームしたい!そんなときに使えるローンとは?

2023/07/17

近年、中古住宅を購入してリフォーム、あるいはリノベーションをするという方が増えてきています。そういう場合、ローンはどうなるの?という質問をよくいただきますが、お金のことって難しいですよね。今回は中古住宅をリフォームする場合のローン事情について、わかりやすくまとめてみました!



中古住宅のローンで注意する点



中古住宅を購入するときの住宅ローンは、基本、新築と同じです。中古住宅だからといって、特に不利になるような条件はありません。ただし、中古住宅の場合、住宅ローンを組むにあたって注意が必要な点がいくつかあります。

 



借入期間



中古住宅と一口にいっても、築3年の家も中古住宅なら、築30年の家も中古住宅です。古い中古住宅の場合、金融機関によっては住宅ローンの借入期間が短くなってしまうことがあります。借入期間が短くなってしまうと、毎月の返済額が増えて家計のやりくりが大変になってしまいますので、中古住宅を購入しようとする場合には、候補物件が出てきたら早目に金融機関に相談しましょう。

 



リフォームの時期



住宅のリフォームのためのローンは、「リフォームローン」と「住宅ローン」の2種類です。借入金額や借入期間等は金融機関によって異なります。リフォームを行うタイミングによっては、住宅ローンが使えない場合がありますので、注意が必要です。

 



中古住宅購入と同時にリフォーム



中古住宅の購入と同時にリフォームを行うのであれば、リフォーム資金まで住宅ローンで対応できる金融機関は多いです。リフォーム分を住宅ローンで対応できる金融機関を探してローンを組んでいただくと、家計への負担は軽減されます。

 



中古住宅購入後にリフォーム



中古住宅を購入してすぐにはリフォームをしないで、一定期間経ってからリフォームを予定している場合には、住宅ローンを使うのは難しくなります。

金融機関でリフォーム代を借入れするときに、住宅ローンの返済が終わっていないと、リフォームローンで借入れすることになります。

リフォームローンは金利が高く借入期間が短いので、毎月の住宅ローンの返済にリフォームローンの返済が乗っかると、家計の負担が大きくなってしまいますので注意が必要です。











リフォーム一体型住宅ローン



前述した通り、中古住宅購入後、一定期間経ってからリフォームをする…という方には、通常住宅ローンの使用は難しくなります。

しかし、そんな方にぜひ知っておいてほしいのがリフォーム一体型住宅ローンの存在。

リフォーム一体型住宅ローンの特徴は、住宅の購入費用とリフォーム費用の支払い時期が異なる場合でも、分割してローンを実行してくれるという点です。

 



フラット35(リフォーム一体型)



リフォーム一体型住宅ローンの代表的なものとしては、フラット35(リフォーム一体型)が挙げられます。このローンでは、リフォーム工事の内容や工事費に制限はありません。

フラット35(リフォーム一体型)では、中古住宅の代金支払い時にはつなぎ融資が実行され、リフォームが完了した時点でフラット35が実行されるという仕組みになっています。だし、リフォーム一体型住宅ローンで借入れを希望する場合は、中古住宅の購入資金のほか、リフォームの工事費用も確定する必要がありますので、中古住宅の購入と並行してリフォームについても計画を進めておく必要があります。



 



住宅ローン控除は適用される?



中古住宅を購入してリフォームする場合でも、住宅ローンを利用した場合には、住宅ローン控除が適用されるケースがあります。適用には一定の要件を満たしていることが必要となります。

ただし、省エネやバリアフリー改修の場合は、別のリフォーム減税(特定増改築等住宅借入金等特別控除)を利用した方がお得な場合もあります。(住宅ローン控除とリフォーム減税を重複して利用することはできません)

 



賢くお得にリフォームしよう



いかがでしたか?

中古住宅を購入する場合でも住宅ローンが利用できることがあります。ただし、利用にはさまざまな要件がありますので、事前にタイミングやリフォームの内容をよく確認しておきましょう。

今回挙げたこと以外にも気をつけなければらない点はありますので、本格的にリフォームしよう!という段階になったら、ぜひお気軽にご相談くださいませ。